腎臓のサポートでおすすめのドッグフード11選!腎臓ケア向けフードを紹介

腎臓のサポートでおすすめのドッグフード11選!腎臓ケア向けフードを紹介

犬が高齢になるにつれて「腎臓病」のリスクがあるみたいだけど、腎臓機能をサポートしてくれるおすすめのドッグフードはある?

このような疑問に答えます。

いつまでも元気でいて欲しい愛犬も、高齢になるにつれ「腎疾患」のリスクは高まります。

しかし、普段から腎臓に負担が少ないドッグフードを選んで与えることで、腎臓の機能を維持することは可能です。

とは言っても、「腎臓に負担をかけない」、「腎臓の機能をサポートする」ようなドッグフードは、一体どのようなものがあるのか分からないという人も多いはず。

そこで、本記事では【腎臓の機能をサポートをしてくれるおすすめのドッグフード】を紹介します。

腎臓機能をサポートするドッグフードは、犬の好き嫌いもあると言われるため、愛犬の好みに合うものを選ぶといいですよ。

いつまでも元気でいられるように、日頃のドッグフード選びは慎重に行おう!
本記事で分かること

(1)腎臓サポートフードは必ず獣医師に確認をとってから与えよう
(2)腎臓のサポートおすすめのドッグフード11選
(3)犬の腎臓サポートを目的とするフードの選び方
(4)犬と腎臓に関するよくある質問Q&A

それではどうぞご覧ください。

目次

腎臓サポートフードは必ず獣医師に確認をとってから与えよう

腎臓サポートフードは必ず獣医師に確認をとってから与えよう

まず第一に、愛犬の腎臓機能をサポートするには「獣医師」と連携を取りながら食事管理することが大切です。

よく、「病院で処方されたフードを愛犬が食べなかった」、「獣医師の説明がよく理解できなかった」、「質問をし忘れてしまった」などの理由から飼い主さんの自己判断で食事内容を決めてしまうことがあります。

しかし、犬の腎臓機能に関しては専門家である獣医師さんからのアドバイスが必須です。

フード選びから水分量、食欲や体調の変化などを都度相談しながら愛犬に最適な食事管理をしていくことが大事になります。

また、飼い主さんの自己判断はかえって愛犬の体調を悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。

以下は【自己判断が危険な理由】となっています。

自己判断が危険な理由

(1)水分量が過剰になりやすい:
適切な量の水分を摂取していなければ、栄養素は消化吸収されず、腎臓の血流量が低下し腎臓病は進行する。それを心配して強制的に水分をとらせる(シリンジで飲ませる、過剰点滴を行うなど)と、過剰水分となり心臓の負担が増える。


(2)消化器病や膵炎の併発:
腎臓用のフードは、腎臓病に配慮された特別な栄養バランスのため、健康であれば積極的に摂取すべきタンパク質を控え、炭水化物や脂質でカロリーを補っている。 体質に合わなければ消化不良による消化器病や、膵炎、胆管炎などを発症する可能性がある。

上記のような理由から、勝手に自己判断せずに獣医師の指導と飼い主のケアの連携を取ることの重要性が分かります。

できるだけ相談しやすい、信頼できる獣医師を見つけられるといいですね。

腎臓のサポートおすすめのドッグフード11選

愛犬の腎臓機能に問題がある場合、飼い主さんにできることは、獣医師から適切なアドバイスをもらって、愛犬の食事に気を付けてあげることです。

しかし、ドッグフードの種類が多く、一体どれを選んだらいいのか分からないと言う人も多いはずです。

そこで、ここからは【腎臓のサポートでおすすめのドッグフード11選】を紹介します!

腎臓のサポートでおすすめのドッグフード11選

(1)和漢みらいのドッグフード 特別療法食J(腎臓用)
(2)yum yum yum!健康マネジメント腎臓
(3)YAKUZEN GARDEN 【低タンパク】特別療法食・ウェットタイ
(4)日清ペットフード ダイエティクス・キドニーキープ
(5)ベッツワンベテリナリー 犬用 腎臓ケア 小粒
(6)FORZA10 リナールアクティブ
(7)ナチュラルハーベスト キドニア
(8)ドクターズケア キドニーケア
(9)Dr.宿南のキセキのごはん 腎臓の健康サポート
(10)アニモンダ インテグラプロテクト ニーレン
(11)ロイヤルカナン 腎臓サポートセレクション

1.和漢みらいのドッグフード 特別療法食J(腎臓用)

和漢みらいのドッグフード 特別療法食J(腎臓用)

製薬会社が開発した、腎臓病対応の薬膳特別療法食である「和漢みらいのドッグフード(腎臓病用)」

犬のかかりやすい腎臓病・腎不全・尿毒症に薬膳やマクロビでアプローチし、クレアチニン、BUN(尿素窒素)を下げる国産の療法食です。

また、犬の健康寿命を伸ばすために、フードに「歯磨きパウダー」がついているのも嬉しいポイントですよ。

犬の健康を考えるなら、試す価値のあるフードです。

おすすめポイント
  • (1)腎臓病・腎不全・尿毒症の対策、予防に最適
  • (2)36種類以上の漢方をとりいれた薬膳レシピを採用している
  • (3)耐熱性オメガ3脂肪酸を強化
  • (4)腎臓病のための栄養制限だけでなく健康に必要な栄養補給も計算されている
通常価格(税込) 6,050円
内容量 1.0kg
カロリー
対象年齢 全年齢対象
原産国 日本

2.yum yum yum!健康マネジメント腎臓

yum yum yum!健康マネジメント腎臓

品質と安全性を追求して作られた初期の慢性腎臓病のための「yum yum yum!健康マネジメント腎臓」

慢性腎臓病の栄養管理のために、低リン・低ナトリウム・低タンパク質に設計されています。

腎臓をサポートするフードを嫌がるワンちゃんが多いなか、かつお節や昆布、しいたけといった和風だし素材のうまみが活きたレシピで喰いつきもも期待できます。

さらに、オリゴ糖や乳酸菌なども配合しているので、食欲が落ちたワンちゃんや、食べムラのある場合にも対応しています。

ぬるま湯を入れると溶けるようにふやける粒になっているなど、食べやすさも追及しています。

ドッグフード選びの5つのポイント
  • (1)低リン・低ナトリウム・低タンパク質に設計
  • (2)かつお節や昆布、しいたけといった和風だし素材のうまみが活きたレシピ
  • (3)ぬるま湯を入れると溶けるようにふやける粒になっている
通常価格(税込) 5,300円
内容量 1.3kg
カロリー 364kcal/100g
対象年齢 成犬
原産国 日本

3.YAKUZEN GARDEN 【低タンパク】特別療法食・ウェットタイプ

YAKUZEN GARDEN 【低タンパク】特別療法食・ウェットタイプ

「YAKUZEN GARDEN 【低タンパク】特別療法食・ウェットタイプ」は、低タンパクやリン等を制限し、腎臓に配慮した栄養制限設計がされたドッグフードです。

フードは「鹿肉」と「馬肉」と「イベリコ豚」が配合された高級レシピを採用しています。

また、人間だけでなく犬の健康維持にも効果のある和漢植物を89種類も配合されているため、犬の「免疫維持」にも役に立ちますよ。

さらに、フードは極端な低タンパク質ではないため長期で使用することも可能です。

おすすめポイント
  • (1)低タンパクやリン等を制限し、腎臓に配慮した栄養制限設計になっている
  • (2)「鹿肉」と「馬肉」と「イベリコ豚」が配合された高級レシピを採用
  • (3)人間だけでなく犬の健康維持にも効果のある和漢植物を89種類も配合されている
通常価格(税込) 968円
内容量 100g
カロリー
対象年齢 成犬
原産国 日本

4.日清ペットフード ダイエティクス・キドニーキープ

日清ペットフード ダイエティクス・キドニーキープ

低たんぱく質・低リン・低ナトリウムで設計されている腎臓病対応療法食「日清ペットフード ダイエティクス・キドニーキープ」。

原材料には動物性たんぱく質を使用しており、ワンちゃんの嗜好性に配慮されているので、フードを嫌がることが少ないのもポイント。

また、食欲の落ちやすい腎臓病の犬のために「微粉砕原料」を使用しています。

そのため、食欲の弱いワンちゃんでも食べやすく配慮されています。 愛犬の食欲が弱まってきたと感じる場合にもおすすめのドッグフードと言えますよ。

おすすめポイント
  • (1)低たんぱく質・低リン・低ナトリウムで設計されている腎臓病対応療法食
  • (2)原材料には動物性たんぱく質を使用しており、犬の嗜好性に配慮されている
  • (3)食欲の落ちやすい腎臓病の犬のために「微粉砕原料」を使用
通常価格(税込) 6,780円
内容量 3.0kg
カロリー
対象年齢 成犬
原産国 日本

5.ベッツワンベテリナリー 犬用 腎臓ケア 小粒

ベッツワンベテリナリー 犬用 腎臓ケア 小粒

犬の慢性腎臓病に配慮し、特別に調製された食事療法食「ベッツワンベテリナリー 犬用 腎臓ケア 小粒」。

慢性腎臓病の食事療法のため、リン、タンパク質を制限しています。

あわせて、腎臓の健康を維持するために、クエン酸カリウム、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を配合。

さらに、腸内フローラを整えるため、善玉菌のエサとなる食物繊維(セルロース)、フラクトオリゴ糖が配合されており、お腹の健康維持もサポートしてくれますよ。

おすすめポイント
  • (1)慢性腎臓病の食事療法のため、リン、タンパク質を制限
  • (2)腎臓の健康を維持するために、クエン酸カリウム、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を配合
  • (3)腸内フローラを整えるため、善玉菌のエサとなる食物繊維(セルロース)、フラクトオリゴ糖も配合されている
通常価格(税込) 5,644円
内容量 3.0kg
カロリー
対象年齢 成犬
原産国 タイ

6.FORZA10 リナールアクティブ

FORZA10 リナールアクティブ

「FORZA10 リナールアクティブ」は、残留化学物質に汚染されていない魚・米が主原料の食事療法食です。

原材料はすべて無農薬で、粒はたべやすい小粒タイプを採用。

腎臓病、腎不全に対応し、タンパク質とリンの含有量を調整しています。

ナトリウム量を押さえ高血圧にも配慮しているので、肉や魚をトッピングすることで、心臓病の愛犬の療法食としても使用することが可能ですよ。

おすすめポイント
  • (1)残留化学物質に汚染されていない魚・米が主原料
  • (2)原材料はすべて無農薬で、粒はたべやすい小粒タイプ
  • (3)ナトリウム量を押さえ高血圧にも配慮しているので、肉や魚をトッピングすることで、心臓病の愛犬の療法食としても使用することが可能
通常価格(税込) 5,830円
内容量 2.0kg
カロリー 100gあたり381kcal
対象年齢 成犬
原産国 イタリア

7.ナチュラルハーベスト キドニア

ナチュラルハーベスト キドニア

腎臓の健康維持に配慮した「ナチュラルハーベスト キドニア」

腎臓の健康に配慮し、タンパク質・リン・ナトリウムを控えながらも、良質なタンパク源として、低リン・グリシニン豊富な大豆と鶏卵を使用しています。

また、愛犬の健康な腎臓機能をサポートするために、機能性食材である豚腎臓、EPAが豊富な魚油などを配合しています。

人間用として使用が禁止されている原材料や遺伝子組み換え作物は一切使用していないため、添加物などを体に入れたくないと考えているならぴったりの商品です。

おすすめポイント
  • (1)タンパク質・リン・ナトリウムを控えながらも「低リン・グリシニン」などの良質なタンパク質が含まれている
  • (2)機能性食材である豚腎臓、EPAが豊富な魚油などを配合
  • (3)人間用として使用が禁止されている原材料や遺伝子組み換え作物は一切使用していない
通常価格(税込) 2,970円
内容量 339kcal/100gあたり
カロリー トウモロコシ、小麦、トリ肉(チキン、ターキー)
対象年齢 シニア犬
原産国 アメリカ

8.ドクターズケア キドニーケア

ドクターズケア キドニーケア

「ドクターズケア 犬用キドニーケア」は、慢性腎臓病の犬の食事管理を目的に開発された療法食です。

フードには、リン・たんぱく質・ナトリウムの含有量が調整されているほか腎臓の健康維持に配慮してオメガ3脂肪酸が配合されています。

また、あわせて腸内細菌のバランス維持のために可溶性食物繊維(フラクトオリゴ糖)を配合しているためお腹の調子も同時に整えてくれますよ。

おすすめポイント
  • (1)リン・たんぱく質・ナトリウムの含有量が調整されている
  • (2)腎臓の健康維持に配慮してオメガ3脂肪酸が配合
  • (3)腸内細菌のバランス維持のために可溶性食物繊維(フラクトオリゴ糖)を配合
通常価格(税込) 2,860円
内容量 1.0kg
カロリー 426kcal/100gあたり
対象年齢 シニア犬
原産国 日本

9.Dr.宿南のキセキのごはん 腎臓の健康サポート

国産の生鹿肉を使用した療法食「Dr.宿南のキセキのごはん 腎臓の健康サポート」。

犬の腎臓を健康に保つためにリンやタンパク質を極力少なくしています。

また、ヒューマングレードレベルの食材を使用しているため安全性も抜群。

調理方法も工夫されており、生の鹿肉を麹につけて30時間煮込んでいるため、犬の消化にもバッチリですよ。

おすすめポイント
  • (1)ヒューマングレードレベルの食材を使用している
  • (2)犬の腎臓を健康に保つためにリンやタンパク質を極力少なくして
  • (3)生の鹿肉を麹につけて30時間煮込んでいるため、犬の消化にもいい
通常価格(税込) 5,610円
内容量 1.0kg
カロリー
対象年齢 シニア犬
原産国 日本

10.アニモンダ インテグラプロテクト ニーレン

アニモンダ インテグラプロテクト ニーレン

「アニモンダ インテグラプロテクト ニーレン」は、アニモンダと獣医師によって開発された療法食です。

「ペットたちは病気であっても、健康なペットと変わらず”美味しい”食事を食べたいはず」と考えられ、長期的に愛犬が美味しく食べれるように開発されました。

ウェットフードとドライフードを選ぶこともできるため、多彩なバリエーションでワンちゃんにとっても食べやすく食が進みます。

おすすめポイント
  • (1)ドイツの獣医師たちによって開発
  • (2)長期的に愛犬が美味しく食べれるように味にこだわっている
  • (3)ウェットフードorドライフードが選べ、犬にとっても食べやすい
通常価格(税込) 528円
内容量 100g
カロリー 157kcal/100gあたり
対象年齢 シニア犬
原産国 ドイツ

11.ロイヤルカナン 腎臓サポートセレクション

ロイヤルカナン 腎臓サポートセレクション

「ロイヤルカナン 腎臓サポートセレクション」は、フランスの獣医師によって誕生した腎臓病の犬のための療法食です。

フードは腎臓の負担になるリンの含有量を制限し、たんぱく質・必須脂肪酸の量も調整しています。

また、腎臓病によって食欲が低下したワンちゃんにも配慮し、犬が好きな香りで食欲を刺激する工夫もされています。

「食いつきがよく、数値が安定した」という方の口コミ&リピートが多いドッグフードです。

おすすめポイント
  • (1)リンの含有量を0.2%に制限
  • (2)高消化性のたんぱく質を適量配合
  • (3)クエン酸カリウム配合
通常価格(税込) 5,820円
内容量 3.0kg
カロリー 396kcal/100gあたり
対象年齢 シニア犬
原産国 フランス

犬の腎臓サポートを目的とするフードの選び方

犬の腎臓サポートを目的とするフードの選び方

腎臓機能をサポートするドッグフードは種類が豊富で、なかには、「こんなに沢山ドッグフードがあるなかで選びきれない!」と、感じた方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、ここからは【犬の腎臓サポートを目的とするフードの選び方】を徹底解説していきます。

愛犬の腎臓に負担をかけにくい栄養バランスで、かつ美味しく健康維持に役立つドッグフードを選ぶポイントを参考にしてみて下さいね。

犬の腎臓サポートを目的とするフードの選び方

(1)低タンパク質・低リン・低ナトリウムのもの
(2)タンパク質が良質で消化しやすいもの
(3)オメガ3脂肪酸を含むもの

1.低タンパク質・低リン・低ナトリウムのもの

タンパク質やリンやナトリウムが過剰な食事は腎臓の負担となるため、低タンパク質でリンやナトリウムなどの灰分が低いものがおすすめです。

また、タンパク質の数値はどのフードにも記載されていますが、リンやナトリウムの数値は公表や計測をしていないフードも多いため、そのような場合はミネラル全体の含有量を指す「灰分」が低いものを選ぶといいですよ。

さらに、それぞれの数値がどの程度であれば腎臓に負担をかけないかという明確な基準はないため、以下の目安に沿ってドッグフード選びを行いましょう。

ドライフードの目安

(1)タンパク質の数値 10%〜20%以内
(2)リンの数値 0.09〜0.69%以内
(3)灰分の数値 2.0〜9.0%以内
(4)ナトリウムの数値 0.05〜0.32%以内

ウェットフードの目安

(1)タンパク質の数値 2.0%〜12.7%以内
(2)リンの数値 0.053〜0.15%以内
(3)灰分の数値 0.5〜4.5%以内
(4)ナトリウムの数値 0.019〜0.17%以内

上記の目安で腎臓サポートのためのドッグフードを選ぶといいでしょう。

しかし、「タンパク質・リン・ナトリウム」は体に必要な栄養素です。

低すぎても愛犬の健康維持ができないため、極端な制限は行わないよう注意が必要です。

2.タンパク質が良質で消化しやすいもの

 腎臓をサポートするドッグフードを探しているなら、良質なタンパク質を使用しているフードがおすすめです。

フードに良質なタンパク質が含まれていることで、消化が良く、体内で生産される老廃物の量を減らすことができます。

老廃物の量が減れば、腎臓の負荷を減らすことができるので「尿毒症」の予防にも役立ちます。

また、良質なタンパク質は味や栄養価が高いものが多いため、食欲が低下しやすい腎臓病の犬でも沢山食べて健康維持にも繋がるでしょう。

その他にも、水や酵素を使って消化のしやすい状態に加工したタンパク質を配合しているフードもおすすめですよ。

以下に「良質なタンパク質を含むフードを選ぶポイント」を記しておきます。

良質なタンパク質を含むフードを選ぶポイント

(1)肉類の表記が明確(家禽類ではなく鶏肉など)
(2)原材料の産地が分かる(国名、国産なら県名など)
(3)家畜の飼育方法を公表している(ホルモン剤不使用など)
(4)野菜の栽培方法を公表している(遺伝子組み換え不使用など)
(5)第三者機関に承認されている(米国農務省認可など)

これらのポイントを参考に、愛犬のドッグフード選びにも活用してみて下さいね。

3.オメガ3脂肪酸を含むもの

オメガ3脂肪酸は、血行促進や炎症の緩和などに効果のある健康維持に欠かせない栄養素となっています。

例えば、オメガ3を多く含む食材として代表的なものは、

オメガ3を多く含む食材
  • サーモンオイル
  • 魚油
  • 亜麻仁
  • えごま油

などが有名です。

腎臓病においては、これらのオメガ3を含む食材は、発症リスクの低減や進行の速度をゆるやかにすることが期待されています。

ほとんどの総合栄養食や療法食のドッグフードにはオメガ3脂肪酸が含まれていますが、その量はフードにより大きく異なるようです。

そのため、意識的に摂取していかなければ不足しやすい栄養素でもあるので注意が必要です。

愛犬の健康維持に役立つ栄養素でもあるので、積極的に摂取するように心掛けましょう。

犬と腎臓に関するよくある質問Q&A

犬が高齢になっていくにつれて腎臓疾患のリスクも高まることから、飼い主自身も犬の腎臓病について正しい知識を持つことが大事です。

そこで、ここでは【犬の腎臓病についてのよくある質問】にお答えします。

犬の腎臓病についてのよくある質問

(1)腎臓病にかかりやすい犬種はある?
(2)犬の腎臓病の余命はどれくらい?
(3)愛犬が腎臓病用のフードを食べないときの対処法はどうすればいい?
(4)腎臓用の療法食ではなく手作りご飯や総合栄養食で腎臓のサポートはできる?

Q1.腎臓病にかかりやすい犬種はある?

結論から言うと、以下の犬種は慢性腎臓病にかかりやすいと言われています。

慢性腎臓病にかかりやすい犬
  • ブルテリア
  • イングリッシュコッカースパニエル
  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  • ウェストハイランドホワイトテリア
  • ボクサー
  • シャーペイなど

しかし、腎臓病はすべての犬がかかる可能性があり、高齢であればあるほどリスクが高いため日頃から注意して犬の様子をみておくことが大切です。

Q2.犬の腎臓病の余命はどれくらい?

犬も人間と同様に、腎臓病の進行具合によって異なります。

腎臓病の余命の目安は以下のとおりです。

腎臓病の余命の目安
  • 慢性腎臓病のステージ1の平均生存期間:400日以上
  • 慢性腎臓病のステージ2の平均生存期間:200〜400日程度
  • 慢性腎臓病のステージ3の平均生存期間:110~200日程度
  • 慢性腎臓病のステージ4の平均生存期間:14日〜80日

犬の腎臓病ステージ
国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)の慢性腎臓病ガイドライン

参考:国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)の慢性腎臓病ガイドライン

上記はあくまでも平均期間であり、余命は病気の状態によって大きく異なります。

腎臓病以外にも病気を抱えている犬や、病気にもかかわらず長生きするワンちゃんもいます。

余命はあくまで参考程度にとどめ、今現在の様子をしっかりと見極めて適切な管理をしてあげることが大切です。

Q3.愛犬が腎臓病用のフードを食べないときの対処法はどうすればいい?

腎臓病用のフードを嫌がる犬は決して珍しくありません。

そのため、フードを食べないときは以下のような工夫をすることをおすすめします。

腎臓病用のフードを食べないときの対策

・ドライフードであればふやかして香りを立たせる
・腎臓病用のウェットフードをトッピングする
・粉末タイプのフードであれば、ぬるま湯に溶いてシリンジで与える
・愛犬が食べたいタイミングで食べられるように回数を増やして1回の食事の量を減らす
・様子を見てちょこちょこと食事に誘ってあげてみる

また、腎臓病のステージが進んでいくと、味覚の変化や消化器症状が現れてくるため食べないことが多いのも事実。

そんな時は躊躇せずにかかりつけ医に相談して指示を仰ぐようにしましょう。

Q4.腎臓用の療法食ではなく手作りご飯や総合栄養食で腎臓のサポートはできる?

結論から言うと、総合栄養食や手作りでも腎臓のサポートは可能です。

例えば、低タンパク質でリンやナトリウムが控えめなものを調整して与えるといった方法があります。

とは言っても、療法食のように腎臓に良い栄養バランスに調整されている総合栄養食のフードはまだまだ少ないのが現状です。

さらに、状態によっては、カルシウムやカリウムの量までも調整が必要になるなど、総合栄養食だけでは管理が難しい場合もあるでしょう。

手作りだけで制限などをかけすぎてしまうと、栄養不足に陥ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか?

犬の腎臓病について飼い主が正しい知識を持つことで、腎臓病の予防や症状の進行を遅らせることができます。

また、同時に信頼できる獣医師を見つけ、彼らから適切なアドバイスをもらうことも大切です。

できるだけ愛犬と健康で長い時間を共に過ごすために、日頃から口にするフード選びは慎重に行いたいもの。

本記事を参考に、腎臓機能をサポートするフードを購入してみてはいかがでしょうか?

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ナチュラルドッグフードのひろば編集部

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