こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
先日あるシニア犬のワンコの飼い主様からこのようなお問い合わせをいただきました。
「11歳の柴犬ミックスです。最近食が細くなり体重が1キロ痩せてしまいました。健康的に太らせるおすすめのフードはありますか?」
といった内容でした。
このワンコはきちんと通院されており、内診で健康状態も問題ないとのことだったので、食欲の減退は病気に起因するものではなさそうでした。
シニア犬になって、食が細くなるケースは珍しくありません。
今回は、このワンコにもおすすめした痩せ気味&食が細いワンコにおすすめのドッグフードをご紹介します。

目次です(クリックすると各見出しに飛びます)
フード選びのポイント〜痩せ気味&食が細いシニア犬編〜
どうして食が細くなるのか?
「今まで美味しそうに食べてくれていたのに最近あまり食べてくれない・・・」
「最近なんか痩せてきたかも・・・」
シニア犬のこういった変化は飼い主さんとしても心配になりますよね。
ですが人間同様にシニアに入ると食が細くなってしまうワンコは珍しくありません。
↓
運動量の低下
↓
食欲減退
↓
筋肉量の低下

コラム
シニアに入ると「ヘルシーなフードの方が良い」という理由でお肉の入っていない小麦メインの低カロリーなフードに切り替えられる方が多くいます。
シニアにこそ筋肉のベースになる良質な動物性タンパク質(つまりお肉や魚)はとっても必要なのです。
シニア用のフードを見るとメインが小麦やとうもろこしなど犬にとっての必須アミノ酸を含まない植物性タンパク質ばかり・・・
お肉が少ないフードでは余計に筋肉量はへり、運動寮の低下、食欲減退に繋がります。
フード選びの3つのポイント
・食いつきが良いこと(食べて美味しい!となる事が大事です)
・良質なタンパク質を摂取できること(お肉や魚などの動物性タンパク質は良質な筋肉になります)
・1粒あたりのカロリーが高いこと(少量でもしっかり栄養を摂取できため)
食いつきが良いこと
食いつきが良いことは言わずもがなですね。
まず、しっかり栄養あるフードを食べてもらうために食いつき良いフードを与えてあげてください。
ですが人口添加物の香料など、濃い味付けのものは避けましょう。
添加物はアレルギーやガンなどの要因にもなり、また塩分が濃いと人間同様に様々なリスクを高めます。

良質なタンパク質を摂取できること
こちらもとっても大事ですね。
筋肉を作っているのは、タンパク質です。
タンパク質にも色々な種類があって動物性(肉魚)と植物性(小麦やとうもろこし)などに分かれます。
犬は肉食動物ですので、動物性タンパク質の方が消化吸収率が高くなります。
肉や魚は必須アミノ酸もバランスよく含まれていますので、是非動物性タンパク質を与えてあげてください。
コラム
良質な動物性タンパク質って?
ドッグフードの原材料に下記のような表記のものはOKです。
・◯◯肉
・◯◯生肉
下記のようなものは注意が必要です。
・◯◯肉類、肉粉、パウダー
・◯◯肉副産物
同じお肉のようなイメージですが、一般的にイメージできるお肉ではありません。
人間の食用には適さない訳あり動物の肉や肉粉の可能性大です。
低品質なものが多く、消化吸収率の悪いためおすすめできません。

1粒あたりのカロリーが高いこと
・お肉たっぷりフードの1粒
・小麦やとうもろこしのカスがメインのフードの1粒
同じ一粒でも圧倒的にお肉たっぷりのフードの1粒の方が栄養価が高く、カロリーも高いです。

痩せ気味&食が細いシニア犬におすすめのドッグフード
では上のポイントを抑えたおすすめのドッグフードを紹介します。
今回ご紹介するのはどちらも国産(国内製造)です。
原材料もできる限り日本のものを使用し、少量生産で丁寧に作られています。

馬肉自然づくり
人間用の馬肉専門店が出しているドッグフードで、良質な馬肉を使用しているためとにかく食いつきに定評があります。
カロリーも399kcal/100gと高カロリーでありながら、脂質は低いため太りにくいフードと言えます。
食いつきが落ちてしまったワンコにとっても好評でしたので、ぜひお試しください。
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馬肉自然づくりの商品を詳しく分析した記事はこちら
ナチュロル(国産)
馬肉自然づくりと違い、牛肉や鶏肉などのお肉類の他に、魚系タンパク質も含んでいます。
カツオ出汁のような良い香りが特徴で、魚の香りが好きなワンコにはとってもおすすめです。
こちらもカロリーは400Kcal/100gと高カロリーながら脂質は低いためおすすめです。
初回は100円で食いつきを確認できるのでおすすめです。
ナチュロルの商品を詳しく分析した記事はこちら
まとめ
ドッグヘルスアドバイザー解説
痩せ気味&食が細いシニア犬のフード選びのポイント
・食いつきが良いこと(食べて美味しい!となる事が大事です)
・良質なタンパク質を摂取できること(お肉や魚などの動物性タンパク質は良質な筋肉になります)
・1粒あたりのカロリーが高いこと(少量でもしっかり栄養を摂取できため)
以上、食が細いシニア犬におすすめのフードをご紹介しました。
紹介したような良質なドッグフードを与えることで
↓
運動量が増える
↓
食欲が増す
↓
良質なフードをしっかり食べる
↓
栄養がつき免疫力アップ
(病気になりにくくなる)
といった良いサイクルになります。良質な筋肉で健康的な肉付きとなります。
「最近食が細くなってきたな」
「痩せてきたから健康的に太らせたいな」
といったシニア犬の飼い主さん、是非愛犬に試してあげてくださいね。
シニアにとって毎日食べるフードは今後の健康寿命にとても大事です。
今回、ご相談していただいた柴犬の飼い主様ありがとうございました。
またどんなことでもご相談いただければと思います。

