こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
今回はドッグフードに含まれる添加物の影響について解説したいと思います。
ドッグフードに使用されている添加物
ドッグフードの原材料欄を見ると、多くの添加物が使用されていることがわかります。
添加物にはそれぞれ使用目的があります。
この中で注意すべきは×印がある添加物です。
○ビタミン・ミネラル類
保存目的
×酸化防止剤(BHA/BHT/エトキシキン)
×人口防腐剤(ソルビン酸カリウム/亜硫酸ナトリウム
○天然保存料(ビタミンE/ローズマリー抽出物など)
加工目的
×乳化剤
×保湿剤(プロピレングリコール)
見た目をよくする目的
×着色料(「青色2号」「赤色3号」などのタール系色素)
×発色剤(亜硝酸ナトリウム)
食いつき目的
×フレーバー着香料
×甘味料(グリシリジン・アンモニエート)
特に気をつけるべきなのは、発ガン性が確認されている
・BHA/BHT/エトキシキン
・保湿剤(プロピレングリコール)
・発色剤(亜硝酸ナトリウム)
・着色料(「青色2号」「赤色3号」などのタール系色素)
です。
BHA/BHT/エトキシキンに関しては、ペットフード安全法が使用量に制限がありますが、穴だらけの日本のペットフード業界でどこまで遵守されているかは疑問です。
【コラム】ビタミン・ミネラルの添加物はOK
この中でビタミン・ミネラルなどの栄養目的の添加物は危険なものではなく、犬にとって必要なものです。
たまに完全無添加を売りにしているフードで、ビタミン・ミネラルを添加せずに全て原材料から補っているフードがありますが、加熱処理されるドッグフードでは原材料にどこまで栄養価が残っているか保証できません。
ビタミン・ミネラルは犬にとって重要な栄養素ですので、しっかり添加されているべきだと思います。
ドッグフードの人口添加物の影響について
人間でも添加物は摂取しますが、毎日同じものを食べるわけではありません。
しかしながら犬は基本的に毎日同じものを食べ続けます。
飼い主に出されたものを素直に食べ続けるしかないのです。
また小型犬ともなれば、小さい体ですので添加物による影響はより出やすくなります。
・発ガン
・アレルギー
・涙やけ
・異常行動(精神的に落ち着きがなくなる)
発ガン
先ほど解説した通り、多くの添加物で発ガン性の可能性があります。
毎日食べることで体に蓄積され、そのリスクはどんどん高まります。
犬の死亡原因の割合を見ると一番多いのは「腫瘍(がん)」です。
参考出典 アニコム損害保険株式会社

アレルギー
最近の飼い主さんの悩みで一番多いのが、原因不明のアレルギーです。
しきり痒がったり、皮膚の調子が悪かったり・・・
実は我が家の愛犬も子犬の頃に謎の湿疹に悩まされていました。
当時は添加物たっぷりのフードを与えていたのですが、無添加フードに切り替えてからは、湿疹も綺麗に治り痒がることもなくなりました。
人口添加物は人間が化学的に作り出したもので、自然界からはかけ離れています。
そんな化学的なものを犬が摂取し続けると、何らかのアレルギー症状に繋がるケースもあります。
痒がったり、湿疹ができたり、皮膚がただれていたり・・・
もしかしたら添加物が影響しているのかもしれません。
涙やけ
涙やけと添加物も関係あるの?
涙やけになる原因は色々ありますが、多くは食べているフードです。
涙やけ=涙の管がつまり涙が溢れ出る
という状況です。
この涙の管を詰まらせるもの。それがドッグフードの添加物や粗悪な原材料です。
体にとって不自然なものですので、消化吸収されにくく体の老廃物として涙の管を詰まらせてしまいます。
その結果、涙が溢れ出てしまい涙やけに繋がります。
異常行動(精神的に落ち着きがなくなる)
異常行動も関係あるの?
これについてはあまり知られていないので、驚かれる飼い主様も多いのですが実は関係があります。
イギリスで食品添加物が子供の「キレやすい」性格に影響している研究結果を発表されました。
【大紀元日本9月24日】英国食品基準局(FSA)は今月初め、食品添加物が子供の異常行動を引き起こす場合が多いことが明らかになったことから、子供たちからこれらの添加物を遠ざけるよう、親たちに警告した。
同局が公表したこの研究は、英国サウサンプトン大学が行ったもので、3~4歳児153人と8~9歳児144人をそれぞれ、食品添加物を摂取するグループと摂取しないグループに分け、6週間にわたって実験を続けた結果、添加物を摂取したグループはHLD症候群(子どもが集中力がなく、すぐにキレて過激な行動に走りやすい症状)に類似した行動を取る割合が10%多かったという。
出典 大紀元
添加物を食べ続けることで、精神状態にも影響があるのです。
・吠えやすい
・暴れる
・落ち着きがない
などの愛犬の問題行動は、もしかしたら添加物による異常行動かもしれません。
私の実家で飼っているゴールデンレトリバーも最近、無添加のフードに切り替えて落ち着きが出てきました。
それまでは無駄吠えや、家の中を走り回るなどの問題行動がありましたが、今は決められたエリアの中で満足そうに暮らしています。

無添加ドッグフードでおすすめの商品は?
それではどのような無添加ドッグフードがおすすめなのか?
ここで3商品を紹介したいと思います。
以下で紹介する商品は危険な人口添加物不使用のドッグフードです。
安心してお試しください。
モグワンドッグフード
こちら日本の会社とイギリスの専門家が共同開発した人口添加物不使用、穀物不使用のドッグフードです。
我が家の愛犬もずっと食べてます。
メインはチキンとサーモンのため、タンパク質たっぷりですが低脂質・低カロリーなのが嬉しいですね◎
原材料
チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌
価格:通常 1.8kg 3,960円+税(定期 2kg 3,564円+税)
コンセプトは「手作り食みたいなドッグフード」とのことで、原材料を見るとお肉や魚、果物・野菜がたっぷり入った栄養たっぷりのドッグフードです。
・体重管理をしたい犬(低脂質・低カロリーのため)
・小型犬全年齢(適度なタンパク質/小粒サイズのため)
・シニア犬(関節サポート成分配合のため)
におすすめです。
初回は半額でお試しできます。
ただし犬の体がリセットするには3ヶ月程度必要ですので、最低でも3ヶ月程度は継続することをおすすめします。
▼最大20%オフ!公式通販サイト▼
カナガンドッグフード
こちら口コミで大変人気のあるのドッグフードですね。
もちろん人口添加物不使用で、モグワン同様にグレインフリーです。
メインはチキンの生肉を使用しており、その配合は50%以上!
そのため食いつきに定評があるフードです。
原材料
骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ
価格:通常 2kg 3,960円+税(定期 2kg 3,564円+税)
・ドライフードを食べてくれないワンコ
・運動量が多いワンコ(高タンパク)
におすすめです。
アーガイルディッシュ
アーガイルディッシュは日本生まれ、オーストラリア育ちのオーガニックドッグフードです。
原材料はオーガニック認定機関ACOより認定を取得しています。
日本の有機JASとも相互認定しているオーストラリア・オーガニック認定機関 Australia Certified Organic から「保証」をうけたオーガニックフードです。95%以上のオーガニック原料を使用しています。
原材料
例)アーガイルディッシュ ウィステリア・アダルト 800g オーガニック
有機動物性タンパク質(ラム肉、牛肉) 、有機全粒シリアル(玄米、オーツ麦、白たかきび、ミレット、大麦) 、有機植物性タンパク質(ひまわり種子) 、オメガ3&6植物性オイル(フラキシードオイル) 、ブルーベリー抽出物、ユッカ、クロレラ、ビタミン&アミノ酸キレートミネラル(*1)
価格:800g:2,354円(税込)
こちらも見るからにシンプルな原材料です。
またオーストラリアはBSEや口蹄疫未発生国であり、1960年代から牛・羊ともにトレーサビリティシステムで管理されており、原材料に対する絶対的な安心感も有りますね。
まとめ
以上、ドッグフードの添加物の影響についてまとめました。
近年、ワクチンの普及と共に犬の平均寿命は伸びています。
しかし一方でガンやアレルギーになるワンコも増えているのです。
犬は毎日同じものを食べますので、人間よりも添加物の蓄積の影響を受けやすいのです。
もちろん個体差はありますが、もし添加物不使用のフードに切り替えることであらゆる病気リスクが低減できるのであれば愛犬のために切り替えたいですよね。
犬は食事を選べません。
私たちが正しい知識を持って負担の少ない良質なドッグフードを選んであげましょう。

