モグワンは総合栄養食じゃない!?AAFCOの栄養基準は満たしてるの? | ドッグヘルスアドバイザー解説

モグワンドッグフード

こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。

先日ある飼い主さんからこんな問い合わせがありました。

「モグワンには総合栄養食の表記が無いのですが大丈夫でしょうか?」

今回はこのモグワンと総合栄養食について解説したいと思います。

◆総合栄養食ってそもそも何?
◆モグワンは大丈夫なの?

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モグワンには総合栄養食の表記が無い

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モグワンの袋を見てみると確かに「総合栄養食」の表記がありません。

ペットフードによって総合栄養食の表記があったり、モグワンのように無かったりするね。

例えば、スーパーに並ぶドッグフードのパッケージを見ると「総合栄養食」の表記やマークがあります。

ではそもそも総合栄養食ってなんなのでしょうか?

そしてモグワンには総合栄養食の表記がありませんが大丈夫なのでしょうか?

ドッグフードの総合栄養食ってどういう意味?

この総合栄養食というのは日本のペットフード公正取引協議会が決めているものです。

ペットフード公正取引協議会の公式サイトを見ると

ドッグフードにおける総合栄養食とは・・・
犬が必要とする栄養基準を満たした、「毎日の主要な食事」として与えるためのフードです。新鮮な水と一緒に与えるだけで、それぞれの成長段階における健康を維持することができるように、理想的な栄養素がバランスよく調製されています。 

つまり総合栄養食の表記のあるドッグフードとお水さえあれば栄養基準をクリアできるってことだね!

そしてこの栄養基準としてアメリカのAAFCO(全米飼料検査官協会)の分析試験による栄養基準が採用されています。

日本のペットフード公正取引協議会はアメリカの基準にしたがって「このフードは総合栄養食だよ」と証明しています。

総合栄養食のフードにはこんな記載があります。
「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています。」

モグワンは総合栄養食の表記がない!大丈夫?

モグワンには冒頭にもお話しした通り「総合栄養食」の表記がありません。

モグワンは栄養基準を満たしていないってこと?大丈夫?

結論としては「大丈夫」です。
なぜ大丈夫なのか?その理由を解説しますね。

(1)「総合栄養食=良質な原材料のフード」とは限らない

総合栄養食と記載されていると良いイメージを持ちますが、総合栄養食と記載されたフード=良質フードとは限りません。

総合栄養食として証明されるためには、アメリカのAAFCO(全米飼料検査官協会)の栄養基準をクリアする必要があります。

栄養基準はクリアしていても、肝心の原材料が高品質な良質なフードとは限らないのです。

ここで「総合栄養食」の表記があるドッグフードの原材料を見てみましょう。

ドッグフードA

原材料:穀類(トウモロコシ、小麦粉、脱脂米糠等)、肉類(チキンミール、ビーフミール等)、糖類(ブドウ糖果糖液糖、オリゴ糖等)、豆類(脱脂大豆等)動物性油脂、ビール酵母、ハーブ、野菜類(ホウレンソウパウダー、ニンジンパウダー、カボチャパウダー等)、魚介類(乾燥小魚等)、チーズパウダー、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、ヨウ素、ナトリウム、リン、亜鉛)、乳化剤、保存料(ソルビン酸K)、pH調整剤(リンゴ酸、クエン酸)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、パントテン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
保証栄養分析値:タンパク質 20.0%以上、脂肪 7.0%以上、粗繊維 3.0%以下、粗灰分 9.0%以下、水分 30.0%以下、ビタミンA 6500IU/kg以上、ビタミンD 650IU/kg以上、ビタミンE 65IU/kg以上、ビタミンB1 1.8mg/kg以上、ビタミンB2 4.0mg/kg以上、ビタミンB6 1.8mg/kg以上、ビタミンB12 0.04mg/kg以上、エネルギー 約300kcal/100g

気になる点がいっぱいです。

・メインが穀物で栄養価が低い
・保存料や着色料などの人工添加物たっぷり

この原材料を見る限り良質とは言えません。
また人間では食べられないあくまでFeed(飼料)としてのグレードです。

総合栄養食とはされていますが、中身は穀物メインで着色料など犬にとって負担の大きい人工添加物も多く含まれています。犬にとって体を作る元となるタンパク質源は消化吸収率の高い動物性タンパク質のお肉や魚がメインのドッグフードがオスススメです。また小麦粉はアレルゲンになりやすいためアレルギーが気になるかたは避けた方がいい原材料といえます。

(2)モグワンは総合栄養食の表記はないものの安心な理由は?

モグワンは欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準をクリア

総合栄養食(AAFCO基準)と表記するためには、ペットフード構成取引協議会に加盟する必要があります。モグワンは欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準をクリアしており、主食として与えることができます。

モグワンは犬にとって必要な栄養基準はもちろんクリアしています。

栄養成分

タンパク質 27%以上
脂質 10%以上
粗繊維 4.75%以下
灰分 9%以下
水分 9%以下
NFE 39%
オメガ3脂肪酸 1.18%
オメガ6脂肪酸 1.63%
リン 1.06%
カルシウム 1.40%
エネルギー(100gあたり) 363kcal

AAFCOの基準はこちら

AAFCO基準 モグワン
タンパク質 子犬22.5 以上
成犬18.0 以上
27%以上
脂質 子犬8.5 以上
成犬5.5 以上
10%以上

また、欧州ペットフード工業会連合のFEDIAF(フェディアフ) の栄養基準も満たしており、主食として与えることができるドッグフードです。

原材料への安心が高く良質な動物性タンパク質たっぷり


モグワンには総合栄養食の表記はありませんが、パッケージに「ヒューマングレードの原材料を厳選しました。※」と堂々表記されています。

これは粗悪な肉副産物や危険な添加物を使用せず、人間でも食べられるグレードの原材料で丁寧に製造されているという証です。

総合栄養食の表記は栄養基準さえクリアすれば表記できますが、この「人間でも食べられる=ヒューマングレード」※の表記は原材料が良質でないと堂々と記載できません。

私自身もポリポリと実際に食べたことがあります。もちろん犬が食べるものなので「美味しい!」とはなりませんが、、食べている私を見て愛犬が寄ってきたのでやっぱり美味しい香りがするんだと思いますます。

※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚を使用。乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用。

モグワンの原材料を見ると

チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌

犬にとって一番大切な栄養素であるタンパク質。体を作るベースになる栄養素です。

モグワンはそのタンパク質源が新鮮で良質なチキン生肉&生サーモンと、乾燥チキン&乾燥サーモンで動物性タンパクが50%以上と高タンパクなドッグフードです。

また小麦やとうもろこしといった穀物を一切使用していない穀物不使用(グレインフリー)のため、犬の身体への負担が少ないフードと言えます。

そのほかにもココナッツオイルや果物、野菜もたっぷり含まれており栄養たっぷりで愛犬の健康をサポートしてくれます。

そして香料・着色料不使用で安心して愛犬に与えることができます。

まとめ

モグワンドッグフード


ドッグヘルスアドバイザー解説

モグワンに総合栄養食の表記はないが大丈夫!

◆モグワンの栄養成分はFEDIAFの基準をクリアしている
◆原材料への安心度も高く良質な動物性タンパク質たっぷり

以上、モグワンには総合栄養食の記載がないけど大丈夫?についてまとめました。

何もわからずペットフードを探していると「総合栄養食」はとても良いイメージを持ちますね。

モグワンなど他の良質なドッグフードは総合栄養食としての記載は敢えてせず、「人間でも食べられる※」といった表記がされています。

※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚を使用。乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用。

そして何より新鮮で良質な動物性タンパク質のチキンやサーモンが主原料でたっぷり含まれています。愛犬の健康をしっかりサポートしてくれるのはもちろん、食いつきも抜群ですよ!

安心してモグワンを愛犬に試してあげてくださいね。

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ドッグヘルスアドバイザー(認定番号H0533号)愛犬のアレルギーと涙やけに悩みドッグフードを調べるうちに危険な原材料が使用されていたことに気付きました。大切な愛犬にぴったりな安心安全なドッグフードを選びましょう。このサイトがドッグフード選びのお役に立てば嬉しいです。