出典:公式サイト
こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
国産の無添加ドッグフードが増える中で最近注目されているのが「ペロリPERORI ドッグフード」です。
今回はこのペロリの原材料や成分をじっくり見て、安心度・おすすめ度を評価したいと思います。
目次です(クリックすると各見出しに飛びます)
ペロリPERORIドッグフードってどんなフード?
まず簡単に特徴をあげると
★国内原材料※、国内製造の国産ドッグフード
※馬肉のみ南米産
★馬肉と鶏肉とベジタブル味&小粒サイズもあり
ペロリPERORIの紹介動画

パッと見るととても良質で安全度の高いフードですが、中身はどうでしょうか?
おすすめ度
おすすめ度は星4つ!
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原産国
日本
対象は?
全年齢・全犬種
ペロリドッグフード原材料
馬肉のフードで見ていきます。
※好ましくない部分は青文字で表しています。
馬肉・すなぎも・玄米・うるち米・生おから・小麦・カボチャ・さつまいも・にんじん・すり胡麻・米ぬか・本鰹節・米油・菜種油・卵殻カルシウム・ビール酵母
※馬肉は国内での安定的な調達が困難な為、国内にて食肉衛生検査工程を経た南米産等を使用しております。
気になる原材料
・玄米・うるち米・小麦(穀物)
穀物
こちらのフードはお肉メインではありますが、穀物も沢山の種類が使用されています。
ただ安価なペットフードで多用されているような、粗悪な品質のものではありません。
公式サイトでも穀物を使用する理由がまとめられています。

(1)穀物は犬のアレルギーを起こしやすい
最近本当にこのアレルギーで悩むワンコは多いのです。。。
穀物(特に小麦やとうもろこし)はアレルゲンになりやすいとされています。
それにもかかわらず加工のしやすさ、またコスト削減のために「かさ増し」のために
多くのドッグフードではこの穀物が使用されています。
私の愛犬も謎のお腹の湿疹からの痒みの症状で悩んでおりましたが
グレインフリーに切り替えたことで症状が改善しました。
こちらのフードでは小麦がたっぷり使用されているため、アレルギーを引き起こす可能性があるフードです。
(2)犬は穀物を完全に消化できない
詳しく解説すると
- 犬の唾液には「アミラーゼ」と呼ばれる、でんぷん質の炭水化物を分解する酵素が含まません
- 消化器官が草食動物に比べ短いため穀物をうまく消化することができません
つまり完全に消化されず、うんちとして出てきます。=ウンチの量が増える!

ペロリドッグフード栄養成分
(300kcal/100g)
栄養成分を見ると、少し気になる点があります。
お肉メインではありますが、穀物の割合も高いため
・タンパク質量が低い
点が気になります。
国産のフードは人件費や原材料の調達費用などどうしても高額になりがちです。
そのコストを少しでも減らすために穀物の割合を増やす傾向があります。
このペロリは安価なフードのような「カサ増し」目的ではなく、あくまで栄養目的での穀物ではありますが、欧米のお肉メインのフードに比べるとどうしてもお肉の量は減りタンパク質量は低くなります。
子犬期であれば30%超、成犬期であれば25-30%程度は欲しいところです。
運動量が多いワンコであれば筋肉量が落ちてしまう可能性があります。
また脂質も低めですね。
犬にとって脂質も大事な栄養素の一つです。
前のフードが15%程度の脂質であれば、切り替え後は毛艶が悪くなったりと影響があるかもしれません。
もう一つ気になる点・・・
ミネラルの数値の記載がない・・・
公表する義務はない項目ですが、ミネラルの数値を気にする飼い主様も多いと思います。
特にマグネシウムやカルシウムなどの数値は骨の異常や尿路結石にも繋がります。
価格は?
容量やお肉の種類によって価格は違います。
公式サイトの価格表はこちら
ペロリドッグフードを採点評価
判定項目※ | 判定 | 判定内容 |
---|---|---|
高タンパク 原材料にタンパク質源である「肉」が1番目に表記されているか |
◎ | 馬肉 |
肉副産物不使用 人間でも食べられる品質か(副産物✕/肉粉✕) |
◎ | 人でも食べられる品質の厳選された原材料です |
穀物不使用 低炭水化物/低アレルゲンか |
✕ | 玄米・うるち米・小麦 |
無添加 有害な人工添加物が含まれていないか |
◎ | 無添加 |
価格 続けていける価格か |
◯ | 1kg:2019円 |
採点 ◎=2,◯=1,△=0,✕=-1 |
6/10点中 | ↓最終判定↓ |
※ドッグフード選びに大切な5つのポイントを判定項目にしています
さらに、上の5項目に加えて気になる点をチェックします。
気になる点があれば減点方式として判定します。
判定項目※ | 判定 | 判定内容 |
---|---|---|
不安な原材料はないか | ×(-1点) | – |
その他 | – | – |
最終採点 ◎=2,◯=1,△=0,✕=-1 |
6/10点中 | お肉がメインではありますが、穀物の割合が高くタンパク質が低めなのが気になります。穀物使用ではありますが安価なフードにありがちな「カサ増し」ではなく栄養目的です。国産無添加のフードの中ではお手頃価格です。 |
ペロリドッグフードの口コミ・評判は?
公式サイトの口コミです
- 犬と成犬に、同じフードをあげる事が出来るので助かります。
1匹が食べムラがありますが、こちらのフードにしてからよく食べてくれています。
耳垢がつきやすかったのが、付きにくく、匂いも改善されたように思います。
フードでこんなに差が出るとは驚きです。
次回は小粒の方を頼んでみようと思います。- 8ヶ月になりますがブリーダーさんのところにいた頃からこのフードを食べていたそうなので、そのまま続けています。
たまに鶏肉を購入していますが馬肉の方が体に良さそうなのでメインは馬肉を購入しています!- 高齢で食欲が落ちてきたので、ドッグフードは気に入らないと食べません。
手作りフードとドッグフードを交互に与えていますがこのフードは気に入ったようでよく食べます。
手作りフードのみでは栄養バランスが心配だったので食べてくれるフードに出会って良かったです。
公式サイトの口コミなので正直良い評価しかありません。。
やはり「国産」「無添加」という安心度で購入されている方が多いように思います。
ペロリドッグフード分析まとめ
以上、ペロリドッグフードの分析でした。
日本人の感覚として国産に安心感を感じるのはよくわかりますが、ドッグフードに関しては日本は後進国です。
欧米に比べ規制がゆるく、添加物などの使用もまだまだ多いのが現状です。
一般的な国産フードは、コストカットのために穀物がメインになっているフードがほとんどで、実は海外製造だったという現状も多いです。
ただこのペロリに関しては安価なフードと違い、お肉メインで国内製造で高品質だとは思いますが、やはり穀物の割合が高く、そのためタンパク質量が少ない点が気になります。
犬にとって一番大切なのはタンパク質です。
特にお肉や魚などの動物性タンパク質は非常に大事です。
このペロリと同程度の価格であれば欧米のお肉メインのグレインフリーフードをおすすめします。
【特におすすめ】
▼子犬、運動量が多いワンコ▼
イギリス産のチキンを贅沢に使用した無添加のグレインフリーフード。イギリスを代表するフードです。タンパク質も30%超と高く子犬や運動量が多いワンコには特におすすめです。
▼成犬、シニア犬▼
日本の会社と共同開発した無添加のグレインフリードッグフード。チキンとサーモンがメインで低脂肪・低カロリーです。
当サイトでは無添加のグレインフリーフードをランキングでご紹介しています。是非ご参考にしてください。
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