こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
先日
「カナガンに切り替えたら便が黒くなったんですが大丈夫ですか?」
といったお問い合わせを頂きました。
今回は
・カナガンでうんちが黒っぽくのはどうして?大丈夫?
・黒い便で注意が必要な場合とは?
について解説していきたいと思います。
カナガンに切り替えたら便が黒っぽくなる理由
愛犬のうんちが急に黒くなったらびっくりしますよね?
でも大丈夫です。
カナガンに切り替えて、うんちが黒っぽくなるのはごく当然です。

理由:カナガンは動物性メインだから便は黒っぽくなる
犬のうんちは、食べるドッグフードの原材料に大きく影響されます。
うんちの色はフードのメインが植物性か、動物性かで大きく変わります。
〇動物性メインのうんちは黒っぽい色(こげ茶)。
ではどちらが犬にとって良いウンチなのでしょうか?
それは動物性メインの黒っぽいウンチの方が良いウンチなんです!
少し詳しく理由を見ていきましょう↓
植物性 タンパク質 メインだと便は薄茶色!
- 植物性 タンパク質 メイン・・・小麦やとうもころしといった穀物
フードの原材料を見てこれらの植物性がメインであれば
◇色が薄い茶色
◇量が多い
◇少し柔らかめ
のうんちになります。
ぱっと見ると量も多く、飼い主さんが「良いウンチがだねーーー」と、喜びたがるようなウンチです。
量が多くなる理由は、犬は肉食動物のため穀物を完全に消化できないからですね。
唾液にアミラーゼを含まず、消化器官も短いため消化されにくく、うんちとして出てきます。
つまり、犬にとって一番大切なたんぱく質がしっかり吸収されていないことになります。
またうんちが多くなるということは、消化器官の負担も増やします。

動物性 タンパク質 メインだと黒っぽい色!(カナガンはこっち)
- 動物性タンパク質 メイン・・・肉、魚類
フードの原材料を見てこれらの動物性がメインであれば
◇色が黒っぽい
◇量が少ない
◇少し硬め
のうんちになります。
肉食動物の犬とって、動物性のタンパク質は消化しやすい消化構造になっています。
そのためフードの成分が良質な動物性タンパク質であれば、消化吸収がよく、便の量も減り、色も濃くなります。
ここでカナガンの原材料を見てみましょう↓
骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ
フードの50%以上をチキンのお肉で占めています。
つまり動物性たんぱく質たっぷり!ですね。
さらにはお肉の質も肉副産物は一切使用せず、平飼いされたイギリス産のチキンですので、身も引き締まった良質なお肉です。
そのためカナガンは他の動物性メインのフードよりも、さらに消化吸収率が高く、便の量は少なくなり色も黒っぽい色になります。

注意が必要な場合
ただし以下の場合は注意が必要です。
- フードを切り替えていない
- ひどい下痢
- 血便が混じっている
- タール便(ドロッとした真っ黒の便)
カナガンに切り替えてから黒っぽくなったのであれば、大丈夫です。
ですが切り替えてないのに(食べているものは変わらない)変化があった場合はお医者さんに相談しましょう。
下痢についても少し緩い程度であれば、切替当初はよくある事ですので様子を見て大丈夫ですが、ひどい下痢が続く場合はお医者さんに相談しましょう。
また一番注意が必要なのはタール便です。
これはドロドロっとしたコンクリートのような粘着質のある便で、色も真っ黒です。
病気が隠れてるかもしれませんので、便の写真を何枚か撮影し、その便を持ちこんでお医者さんに相談しましょう。
まとめ
ドッグヘルスアドバイザー解説
カナガンで便が黒っぽくなるの理由は?大丈夫?
カナガンは動物性のお肉メインですので、消化吸収率が高く、便の量は減り、色も黒っぽくなります。
以上、カナガンと便の色について解説しました。
愛犬のうんちは健康のバロメーターですので、毎日チェックしてげましょう。
カナガンに切り替えたら便が黒っぽくなるのは、ごく自然なことです。
それは消化吸収率が高い良質なフードの証拠でもありますので、安心して与えてあげて下さい。
※カナガンドッグフードは公式サイト のみでの販売です。楽天やペットショプでは購入できません

