こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
2016年に誕生したモグワンドッグフード。
お肉やサーモンの他にも野菜や果物など手作りのような材料で只今人気急上昇中のナチュラルドッグフードです。
与える量(給餌量)はどれくらいが適正なのでしょうか?
注意点や個体差ごとの適正量の調整方法などをご紹介します。
目次です(クリックすると各見出しに飛びます)
モグワンの1日の給与量は?
公式サイトに成犬用と子犬用(4〜12ヶ月)に分けて記載されています↓
出典:モグワン公式サイト
給与量の下限から始めましょう
どんなフードでも切替時には消化器官へ少なからず負担がありますので
給与量の下限から始めましょう。

前のフードからの切り替えは1週間程度かけて
急にフードを切り替えると胃腸がびっくりして下痢や嘔吐をするワンコも多いので
切替時は前のフードに少しずつ混ぜながら1週間程度かけて切り替えていきましょう。
1日目は、モグワンを25%
↓
3日目はモグワンを50%
↓
5日目はモグワンを75%
↓
7日目はモグワンを100%
子犬期はできれば1日3〜4回にわけて与えてあげましょう
生後6ヶ月までであれば1日3〜4回に分けて与えてあげましょう。
それ以降であれば1日2回(朝晩)で大丈夫です。
子犬期は消化器官がまだ弱いためでもありますが、空腹による「低血糖症」の恐れもありますのでなるべく空腹の時間を作らないためでもあります。
- 低血糖とは
- 血液中の糖分が少なくなり、各細胞への栄養補給が不完全になった状態のこと。空腹や過度な運動、体が冷える事が原因で起こることが多い症状です。
ただし給与量はあくまで目安!
上記の公式サイトの給与量表はあくまで参考で、ワンコの個体差で変わってきます。
ネットを見てみると
「モグワン 太る」「モグワン 太った」
といったレビューを見つけました。


例えば・・・
成長期か高齢期か?
避妊去勢手術済なのか?
肥満傾向なのか?
妊娠中なのか?
こういった違いで1日に必要な量は変わってくるのです。


フードの適正量の知り方
流れとしては、「個体差ごとの1日の必要カロリーを算出する⇒フードのカロリーで割る」になります。
詳しく見ていきましょう↓
個体差の必要カロリーを求める
下記の2ステップで求めます。
(1)体重ごとの必要 カロリーを計算する (PER)
まず犬の体重ごとの、1日に必要なカロリー量を求めます。
これをPERといいます。
PER={(体重)0.75乗}×70
※70は定数です
この0.75乗というのが少しややこしい計算式になりますので
電卓で簡単に計算する方法がこちらになります↓
例)体重が4kgの場合
4(体重)× 4(体重) × 4(体重)=64
↓
64の状態で√を2回押す⇒2.828・・・
↓
その値に70を掛ける
70× 2.828=約198
つまり体重4kgのワンコが1日に必要なカロリー は 198kcal
ただこのカロリー はあくまで体重だけで求めていますので
この数字に対してライフステージや手術の有無などの個体差を考慮した係数をかけます↓
(2)個体差を考慮した必要カロリー を計算する (DER)
(1)で算出したPERに個体差を考慮した係数をかけて求めます。
DER=PER×個体差ごとの係数(下記表参考)
成長期 | 避妊去勢していない成犬 | 避妊去勢済の成犬 | 肥満傾向 | 高齢(7歳~) | 妊娠中 | 授乳中 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生後4か月未満 | 4~9か月 | 10~12か月 | 1~4週 | 5~6週 | 7~8週 | |||||
3.0 | 2.5 | 2.0 | 1.8 | 1.6 | 1.4 | 1.4 | 2.0 | 2.5 | 3.0 | 4~8 |
例)4kgのワンコで避妊手術済の成犬の場合
198kcal×1.6=316.8kcal
1日に316.8kcal分を摂取すればOKということなります。
1日に与えるフードの量の求め方【モグワンの場合】
それではモグワンのカロリーに合わせて計算してみましょう!
モグワンの場合カロリーが344kcal/100gですので
DER÷3.44kcal/g
という計算式になります。
先ほどと同様の例で見ていきます。
例)4kgのワンコが避妊手術済の成犬の場合
DERが316.8kcalとなりますので
316.8kcal ÷ 3.44kcal/g=92g
ということで1日当たり92gが適正量ということになります。
公式の給与量表の範囲に収まっていますね。
ドッグヘルスアドバイザー解説
モグワンの個体差ごとの1日の給与量の求め方まとめ
(1)体重ごとのPERを計算する
PER ={(体重)0.75乗}×70
(2)PERに個体差を考慮した係数をかけてDERを求める
DER= PER×個体差による係数(上記表参考)
(3)モグワンのカロリーで割って1日の給与量を求める
1日の給与量 =DER÷フードのカロリーkcal/g(モグワンの場合は3.44)
以上で求めた給与量でまず様子を見てあげましょう。
最終的には「うんち」の状態をみて愛犬に合ったフード量を決めていきます
理想的なうんちとは
ウォルサム®研究所の、ウォルサム糞便スコアチャートが参考になります。
下のチャートで、理想的な便はグレード1.5~2.5となります。またグレード3~3.5の間に入っていれば許容範囲です。
便が少しゆるい時=1日あたり5g減らす
上のチャートでグレート3~3.5の場合は少しゆるいうんち=与えすぎですので5g減らします。
便が少し硬い時(まだ欲しそうならば)=1日あたり5g増やす
上のチャートでグレート1~1.5の場合は硬いウンチですのでもう少し与えても大丈夫です。
増やす場合はも5gずつ増やしてあげましょう。

どうしてもわからないときは専任のスタッフさんがサポート
モグワンドッグフードの強みとして、専任のペット栄養管理士といったプロがいつでもサポートしてくれるところです。
適正量だけでなく、フードに関するお悩みをいつでも相談することができます。
(色々なメーカーがありますが、こちらの会社は回答も早くとても丁寧です)
どうしても個体差がありますので、適正量や、食いつきが悪くなったときなどご相談されてもいいかと思います。
まとめ

- モグワンの1日あたりの量は公式の給与量の下限から始めましょう
- フードの切り替えには1週間以上かけてゆっくり行いましょう
- 子犬は1日3回以上に分けて与えましょう
- 個体差ごとの適正量を知る方法はPERとDERの計算式で求め、最終的には愛犬のウンチの状態で判断します。理想的なうんちになるよう微調整しましょう
以上、モグワンの適正量についてまとめました。
良質なお肉とサーモンたっぷりで、市販のフードに比べ1粒あたりの栄養価が高いフードになりますので与えすぎにご注意くださいね。
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