こんにちは。ドッグヘルスアドバイザーのだいずです。
ネットでの評価が高いカナガンドッグフード。
良い評価が多いと「本当に良いんだろうか?なんだか怪しいな」と思われる方も多いかもしれません。
今回はカナガンドッグフードの注意点4点まとめたいと思います。
(1)カナガンを食べないワンコもいる!
公式サイトにはモニター調査の結果100%のワンコが食べたとの記載があります。
しかし!!
いろんな口コミを見る限り、どうやら食べないワンコもいるようです。
(=100%ではない!)
偏食ワンコの飼い主様は「100%食べた!食いつきが良い」というキャッチコピーに惹かれて
「もしかしたら食べてくれるかもしれない」という期待を持って購入されるわけですから
もし食べてくれなかったら・・・がっかりしますよね。
100%の食い付きというのはさすがに誇大広告かと思いました
↑のような厳しい口コミも出てきます。
やはり犬には個体差がありますので、100%というのは正直言い過ぎかなと思います。
人間でも全員がハンバーグ好きなわけではないですもんね。
私の愛犬も子犬のころ全然食べてくれなくて本当に毎日心配していました。
少しでも食いつきをよくしようと必死に試行錯誤した日々でした。
偏食ワンコにはフードを下げるを徹底!

「食べないなら下げるよ!」
犬の偏食の原因はほぼ「好き嫌い」です。
犬は思っている以上に賢いです。



もし体は健康でいわゆる好き嫌いによる偏食に悩まれている用であれば
一度鬼の心で「10分でフード皿を下げる」という作戦を試してみてください。
↓
食べなければ10分で下げる
↓
他にフードやおやつを与えない
「食べなかったら可哀そう・・・」
「体調壊さないかな」
と思わるかもしれません。
しかし健康な成犬であれば2.3日食事をとらなくても全然平気です。
(子犬は低血糖のリスクがあるので駄目です)

カナガンもナチュラルフードの中では食いつき評価は高い
先ほど100%のワンコが食べたというのは言い過ぎといいましたが、
それでもカナガンは数あるナチュラルフードの中では食いつきの評価が高いフードです。
もう一度言います。
「ナチュラルフードの中で」という条件です。
カナガンは人口添加物を一切使用していません。
お肉メインの素朴なフードです。
もしカナガンに切り替える前が添加物べったりの濃い味のフードであれば
偏食わんこは「プイっ」とそっぽを向くかもしれません。
人間の子供と同じです。
目の前にたっぷりケチャップのオムライスと、味付けをしていない温野菜が並んでいたら・・・
ほとんどの子供はオムライスを好んで食べると思います。
または、この野菜味がしない!嫌い!とそっぽを向くかもしれません。。

ナチュラルフードはどうやら犬にとって温野菜のような素朴な味のようです。
カナガンに限らず、他のナチュラルフードもやはり偏食わんこはソッポを向きがちです。
では市販されているフードには食いつきを良くするためにどんな味付けがされているのでしょうか?
市販フードの味つけ
- 着香料 フレーバー(人口添加物)
- 動物性油脂(なんの動物かわからない油。レストランなどの廃油などが含まれる可能性も)
などなどです。
これだけ味付けをしないといけないという事は、裏を返せば原材料がほどんどカスなのです。
味がしないような小麦やとうもころしなどを多く使用しているフードが美味しいわけがありません。
だから市販フードは飼い主さんに選んでもらうためにたっぷり味付けをします。
しかしながらその添加物や訳の分からない油は、愛犬の体に毎日入り込んでいきます。
近年増え続ける犬の癌やアレルギーはドッグフードの添加物が原因だと指摘する獣医師が多くいます。
私も同意見です。

偏食のワンコに食べないからと言って添加物たっぷりのフードを簡単に与えるよりも
ナチュラルフードの中で食べてくれるものを探してあげてください。
良質なお肉たっぷりのフードであれば、いつか諦めて食べてくれるようになります。
そしてその美味しさに本能的に目覚めてくれるようになります。
(人間でも結局素朴な温野菜が美味しいと思える日がくるように)

はよちょうだい!
ペットフードの勉強や取材をする中でいろいろなフードを比較したりしてきましたが
ナチュラルフードの中で、という条件であれば確かにカナガンの食いつきは良い方です。
やはり犬は基本的にお肉たっぷりが好きです。祖先であるオオカミの食事ですね。
最初はそっぽを向いていた犬も、いずれ「あれ美味しいかも」となるのがお肉たっぷりの食事なのです。

カナガンはお肉の含有量が非常に高く、また使用しているのが平飼いチキンです。

公式サイトより
成長ホルモンは使用せず、のびのびと育てられたチキンですので身が引き締まっていて味も美味しいのですね。
(品質は人間以上かもしれません)
確かに口コミをよく見ると、最初は食べなかったけど後からだんだん食べるようになったというものもあります。
食いつきがよいというわけでもなく、イヤイヤ・・・というわけでもなく、ずっと出していたらそのうちに食べたという感じ。
最初は食いつき悪く批評したが1週間で爆食いスタート、次回からも続ける。スマン
食いつきもよく3日目には安定してきました
最初は舐めてたんですがガリっとかじったらあれ?これ美味しいぞ!?みたいな感じ
最初の食いつきは悪くても生肉たっぷりのカナガンを食べ続けることで本能的に美味しいと気付いてくれます。
そこが本当のカナガンの底力=食いつきの良さの評価だと思います。
ですので、ナチュラルフードの中で食いつきの良いものをおすすめしてください!と言われたら
それはやはり「カナガンです」という事になります。
(2)チキンアレルギーの子はダメ!
カナガンは穀物(小麦やとうもころし)を使用しないグレインフリーフードになります。
一般的に小麦に含まれるグルテンがアレルゲンになる事が比較的多いとされていますのでアレルギーに悩まれるワンコにはおすすめです。
ですがもしチキンを食べて痒がったことがあったり、湿疹が出たりしたことがあれば
チキンアレルギーを持っている可能性がありますのでカナガンは控えた方が良いです。
(3)今までと同じ量だと下痢を起こすかも!
カナガンはお肉たっぷりで穀物不使用ということで
1粒あたりの栄養価がとても高いフードになります。

カナガンの給餌量(公式サイトより)
公式サイトにある給餌量を見ても、他のフードと比べると
「え!こんな量でいいの?」となるくらいです。
実際私の愛犬もそれまでのフードが1日70グラム程度だったものが
カナガンに切り替え後は1日50グラム程度になりました。
カナガンの口コミを見ると「下痢になった」や「軟便になった」という口コミがありますが
おそらくフードの量が多いのだと思います。
最初は給餌量の下限から始めてウンチの様子を見ながら5グラムずつ増減調整することをおすすめします。
(4)ちゃんと保存しないと逆効果!
ドッグフードには油が使用されているため、その油の酸化を予防する必要があります。
その酸化を一番強烈に予防するのが合成酸化防止剤と呼ばれるものです。
合成酸化防止剤
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)←発がん性
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)←発がん性
エトキシキン←発がん性
有名な話になりましたが、この強烈な酸化防止剤は発がん性がみとめられており、使用できる量も制限されています。
カナガンを含むナチュラルドッグフードでは、発がん性が認めらられているBHAなどの酸化防止剤は勿論入っていません。
カナガンで使用されている保存料は「ミックストコフェロール」と呼ばれるビタミンEの混合物で、天然のものになります。
安全に酸化を予防する事は出来ますが、合成酸化防止剤に比べると弱いです。
ですので保存をしっかりしないと・・・油が酸化し栄養価が失われたり、腐敗したりします。

カナガンのような合成酸化防止剤を使用しないフードは増えてきていますが、必ず正しく保存する事が必要なのです。
- クリップで密閉してフードストッカーに保管←空気に触れないようにする
- 廊下などの冷暗所に保管←光(太陽光・家のライト)に触れないようにする

イオンペットで買った蓋付きのコンテナに入れて廊下保存
我が家ではクリップ止めしてから、イオンのフードストッカーに入れて廊下に保管しています。
まとめ
以上がカナガンの注意点です。もう一度まとめますね↓↓

- カナガンを食べないワンコもいる←添加物べったりの味の濃いフードに慣れていると最初はソッポを向きますが、いずれ食べてくれるようになるのが本当のカナガンの食いつきの良さです。
- チキンアレルギーのワンコはお控えください
- 1粒あたりの栄養価が高い為、それまでの給与量から減る方がほとんどです。与えすぎは下痢や軟便に繋がりますので給与量の下限からはじめましょう。
- 酸化防止剤が入っていないため正しく保存しましょう
良い評価が目立つと「なんだか怪しい」と思われる方も多いと思いますが
私自身いろいろなナチュラルフードを見てきて比較してみましたが、良いフードであることは間違いないです。
他にも良いフードはありますが、価格が高かったり、高い割にサポート成分がはいっていなかったり・・・
そういう意味ではカナガンは 非常にシンプルでバランスの取れた平均点が高いフードと言えます。
もしナチュラルドッグフードを検討されているようであれば
まず入口としてカナガンはとても試しやすいフードかと思います。
1袋試せば愛犬の体の中からリセットされてどんどん良い変化が現れると思いますよ◎

※カナガンドッグフードは公式サイト のみでの販売です。楽天やペットショプでは購入できません

