安いフードであれば大体入っているこの「とうもろこし」っぽい名前。
とうもろこしと聞くと想像するのは
黄色い実がぎっしり詰まった甘くて美味しそうなイメージですが・・・
安いドッグフードでそんな黄色い部分(実)を使っているはずがありません。
ではとうもろこし粉やコーングルテン(ミール)って何でしょうか??
目次です(クリックすると各見出しに飛びます)
ドッグフードで使用されるとうもろこし
肉よりも安く、加工しやすいため手軽なタンパク質源として
多くのフードで使用されているこのとうもろこし。
家畜の飼料としてもよく使われる、とうもろこしですが
犬にとっては栄養価値はほとんどなく、ただの「かさ増し」として利用されています。
とうもろこしによる皮膚トラブル&アレルギー
タンパク質には植物性と動物性の2種類がありますが、とうもろこしは植物性のタンパク質になります。
この植物性のタンパク質は動物性のタンパク質に比べると、必須アミノ酸をバランス良く含んでいません。
特にとうもろこしはビタミン3を合成する必須アミノ酸である「トリプトファン」が少ないため、
こういったフードを食べ続けるとビタミン3(ナイアシン)が欠乏し、皮膚のトラブルにつながります。

また肉食動物である犬にとって、とうもろこしなどの穀物は完全に消化吸収できず、
さらに穀物(特に小麦やとうもろこし)はアレルギーを引き起こしやすいといわれている原材料です。
もう、とにかく犬にとっては一時的にお腹を膨らませる程度のものでしかありません。
「一時的」にと言いましたが・・・とうもろこしは非常に消化速度が早く、夜ごはんを与えた際に朝方に黄色い胃液を吐くことがあるくらいです。
(犬は胃がからっぽになると黄色い胃液を吐きます)

それを主原料(=一番多く)に使っているフードがいまだに沢山あることに驚きます。
もっと粗悪な「とうもろこし粉」「コーングルテン」
「とうもろこし」で終わっていればまだいいのですが、
~粉、~ミール、~グルテンという表記はもっと粗悪なものになります。
大体はこっちが多数派です。
- トウモロコシ粉とは
- トウモロコシを挽いたあとに残る硬くて細かい部分で、ふすま(皮表)や胚芽はほとんど含んでいない箇所を指します。勿論栄養価などほぼ無くカスです。
- コーングルテン粉(ミール)とは
- コーンスターチやコーンシロップの製造過程で、ふすまが分離され、ほとんどのデンプンと胚が取り除かれたあとのものを乾燥させた物で、栄養価のないカス=ゴミ同然です。
最後の最後のカスの部分です。
捨てちゃうのはお金かかるから、それなら規制の緩いドッグフードにして利益を得ようという考えです。
とうもろこしが主原料のドッグフード
・グラン・デリ®カリカリ仕立て 成犬用
・愛犬元気 ゲインズパックン 全成長段階用ビーフ・緑黄色野菜・小魚・チーズ入り
上記に挙げたのはごくごく一部です。
原材料の1番目(=一番多い)に「とうもろこし」という表記の他にも「とうもろこし他」「トウモロコーン粉」「コーングルテン」「コーンミール」など名前を変えていまだに多くのドッグフードで使用されています。
まとめ
とうもろこしと聞くと黄色くて美味しそうなイメージが湧きますが
実際は「かさ増し」だけの栄養価のないほぼカスです。
食べ続けることでタンパク質不足により皮膚トラブルや、毛艶が悪くなります。
またとうもろこしのカスが主原料のフードには必ずの着香料(人工添加物)や、何の動物の油かもわからない油でベタベタにコーティングされているはずです。=犬の食いつきをよくするため
また赤や緑、オレンジといった着色料でごまかされているはずです。=飼い主に対し美味しそうに見せるため
タンパク質不足や添加物べったりのフードで病気のリスクを高めていくのは必然的です。
犬にとっていちばん大切なタンパク質源はとうもろこしや小麦などの穀物ではなく、
お肉や魚などの良質な動物性タンパク質が第一原料のものを与えたいものです。

勿論、品質重視でこだわりのフードを出しているメーカーも沢山あります。
私達飼い主が正しい選択をしないといけません。
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ドッグフード選びに迷わたら是非ご参考にしてください。
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